梱包材への想い

昨年の年末に、無事、誕生日を迎えたB子は、付属高校から、エスカレーター式に4年制大学に進学する予定だったのですが、進路の方向転換を担任に願い出たのです。長期休暇を利用したアルバイト経験の中でみつけた包装・梱包への探求心がそうさせたのです。B子は、すでに、包装やパッケージやラッピング技術を学ぶ事ができる、専門学校から、4年制大学までを調べ上げ、入試に間に合う日程の学校を絞り込んでいました。それらの資料を、目の当たりにした時に、担任教師は、B子の本気を知り、明日にでも、放課後に両親との面談会を行ってくれると約束してくれました。B子の本気は、誰もが感じ取れるような気迫とともに、意志の強さを感じさせました。「先生は、B子さんの○○女子大学への入学を、昨日まで疑わなかったので、大変、残念な事ではありますが、出来る限りの事は協力をしたい。」との申し出から、放課後には、特殊専門学校の入試面接における面接の練習の、面接官役を買って出てくれたのです。B子は、先生を、面接官とみたてて、包装や梱包材についての研究への熱意を語り尽くしました。担任教師からは、いつもコメントが長すぎるので、1分にまとめるようにと注意を受けますが、なかなかまとまりませんが、レジ袋にお客様のお買いものアイテムを詰め込む作業を思い出しました。買い物かごに大量に放り込まれた、お買いものアイテムが、先輩レジ職人の主婦パートさんたちの手によって、規定のレジ袋に綺麗に収める技を、何度となくレジ脇で見て来たのです。会話も、先生が提示する1分という規定の空間の中に言葉を詰め込む作業です。B子は、1分でコメントをまとめるという、壁の突破口が、先輩レジ職人たちが見せた、レジ袋への、包装・梱包作業に見出しました。B子自身は、何を頼りに進学に向かえば良いのか、迷っていました。暗闇の中をさまよう感覚に似ていましたが、お客様が混み合うスーパーの店内に、独特な空気を感じる時のような、人々の意欲が社会的な何かを動かすそんな、学問を学びとる事のできる道すじを探していました。

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