わらをパルプと世界市場を考える
2021-07-08
2021-07-09
YXY技術を活用するパッケージ企業も増えています。また、紙、板紙系包装材料のほとんどは木質系の繊維に依存しています。一時間以内に用済みとなる使い捨ての飲料用紙カップや紙皿など、一年も経たないうちに用済みに成る食品、非食品の包装材料は木質系繊維を使っています。長い年月にかけて成長した木質系繊維ですが、これほど短期間の用途のために使って良いのかという懸念はあります。そんな中でも、木質系繊維に替わる開発研究が世界中で起こっています。消費財を対象とした包装用とには、サトウキビ搾汁後の残渣、藁やヤシ殻などの農産副産物などから採取されたセルロースが原料としてふさわしいのではないかと考えられています。藁をパルプ化して、それを紙に転換する技術を台湾の会社が開発しました。独自の酵素を使う製造プロセスは明らかにはされていません。